NieR:Automata The End of YoRHa Editionのレビュー
白と黒の優美なアンドロイドと、自然に呑まれた廃墟の世界との対比が、忘れがたい憂いの美学をなす。打ち捨てられた遊園地から砂漠まで、どの舞台も主題に奉仕し、長く付きまとう映像を焼きつける。
岡部啓一の楽曲は絶対的な傑作であり、ゲームのために書かれた中でも屈指に美しいとしばしば挙げられる。造語による合唱は胸をえぐり、各主題はアクションに応じて動的に姿を変え、比類なき情感の頂へと達する。
筋書きは重要な哲学的作品であり、意識、自由意志、そして生きる意味を、アンドロイドと機械を通して問う。周回ごとに新たな一面が明かされる多層的な構造が、この媒体でも屈指に野心的な物語にしている。
本作は絶えずジャンルを乗り換える。プラチナ流のアクション、縦シューティング、見下ろし視点、2Dプラットフォーム。この転換はどれも気まぐれではなく主題に奉仕しており、戦闘は終始、模範的な流麗さと優美さを保つ。