Final Fantasy Tactics: The Ivalice Chroniclesのレビュー
崎元仁と岩田匡治の音楽は、シリーズでも最も称えられるものの一つだ。バロック調と武張った響きをまとった管弦楽が、あらゆる戦いと宮廷の陰謀を崇高にし、本作はそれを新たな明晰さで鳴り響かせる。
筋書きは、和製RPGでも屈指に大人びて政治的だ。継承戦争、教会による操作、階級闘争、裏切り。本作で書き直され、全編に音声が付いたことで、さらに力を増し、イヴァリースのシェイクスピア的な暗さのすべてを露わにする。
ジョブ制はジャンルの頂の一つだ。各ユニットが二つの職を掛け合わせ、技を引き継ぎ、数十時間かけて形づくられる。三次元の格子が高低と向きを加え、その戦術的な奥行きは今なお他を凌いでいる。
本作は、たっぷりとした長さの冒険を差し出し、ジョブ制の奥深さがそれをさらに延ばす。ユニットを最適化し、全職を解放し、任意の戦いに挑めば、その豊かさをすべて味わいたい者に、数十時間の追加が開かれる。